こんにちは!キーボーです。
いきなりですがゴアテックス(GORE-TEX)のレインウェアを洗濯したことがありますか?
洗濯したら防水性が悪くなるんじゃないの?
と、心配される方も多いと思います。
実はレインウェアは洗濯はした方が良いのです。
今回はゴアテックスのレインウェアの必要性や洗濯方法について解説いたします。
レインウェアの洗濯の必要性
そもそもレインウェアに洗濯は必要なのでしょうか?
雨での使用が多く、あまり汚れることのないので必要じゃないような気がしますね。
実はゴアテックスをはじめ、登山などで使用するレインウェアは防水の機能の他に大事な機能を持っているのです。
それは、透湿性です。
レインウェアの生地には雨は通さないのですが、水蒸気だけを通す小さな穴が空いています。
そこからウェア内にこもった蒸れを放出するので、ゴアテックスのレインウェアは蒸れにくくなっています。
ただ、この透湿性もレインウェアの生地が汚れていると水蒸気を通す小さな穴が塞がってしまい、上手く蒸れを逃すことができません。
そうするとレインウェアは体内で蒸れてしまい、それが冷やされると水に変わり、あたかも水がしみ込んできたかのように濡れてしまいます。
このような症状になった時は一度洗濯することをおすすめします。
洗濯することで水蒸気を通す小さな穴も綺麗になり、透湿性は回復します。
洗剤について
使用する洗剤にも注意しましょう。
中性洗剤を使用します。
アウトドアメーカーのモンベルでは中性洗剤も扱っています。
モンベル O.D.メンテナンス ベースクリーナー 400ml
専用の洗剤なら安心して洗濯が出来ますね。
また、おしゃれ着洗い洗剤でも洗濯は可能です。
エマールなどが有名ですね。
その際、すすぎは十分に行いましょう。
一方、避けた方がいいのは、粉末洗剤や漂白剤、柔軟剤が入った洗剤です。
洗剤成分が水蒸気を通す小さな穴に詰まってしまいます。
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洗濯方法について
まず洗濯をするタイミングですが、理想は使用後です。
見た目には汚れていなくても、皮脂などが付いている場合があります。
洗濯をすれば防水性が悪くなるのではと心配される方も多いと思いますが、使用後そのまま洗濯をせず保存することで受けるダメージと比較すれば、たいしたものではありません。
基本的には防水性が悪くなる原因は生地の破れやシームテープの剥がれなどが殆どです。
それでは洗濯方法を解説します。
ドラム式でも縦型でも洗い方は同じです。
洗濯絵表示の確認
ウェア内にある洗濯絵表示タグを確認します。
レインウェアによっては洗濯機が使えない場合があります。
その場合は手洗いをします。
洗濯機に入れて洗濯する
ファスナーやベルクロを全て閉じます。
収納タイプのフードは出しておきます。
洗剤は先ほど紹介したもを使用しましょう。
すすぎをする
すすぎは通常の2倍ぐらいの長さで十分に行います。
すすぎが不十分だと撥水性の低下や透湿性が回復しない場合があります。
この時、脱水は行わないで下さい。
レインウェアの生地はもともと水は通さないので脱水の際に強い遠心力がかかってしまい、洗濯機の故障を招く恐れがあります。
乾燥する
乾燥機で乾かします。
乾燥機で乾かすことで撥水性の回復もあります。
撥水性について
レインウェアの撥水性は大事なポイントです。
撥水性が悪くなると生地表面で水が広がってしまい透湿性が低下します。
撥水スプレーや洗濯時に使用する撥水剤で、生地表面は常に撥水性を良くしておきましょう。
最後に
もし使用しているレインウェアが、水がしみ込んでいるように思えるのならば一度洗濯をしてみましょう。
もしかしたら透湿性が悪くなっただけかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
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