こんにちは!キーボーです。
登山などで使うレインウェアに寿命はあるのでしょうか?
基本的には、防水性能が悪くなったら寿命と考えるところですね。
防水性能が悪くなる原因は様々ですが、メンテナンス次第ではその寿命を延ばすことができるのです。
こちらの記事では、登山の必需品であるレインウェアの寿命や洗濯方法、保管方法について解説します。
目次
レインウェアに寿命はある?
レインウェアの寿命とは何でしょうか。
やはり、レインウェアとしての性能(防水性など)が果たせなくなれば寿命ですよね。
ただ、性能が果たせなくなる理由も様々ですので、一概に寿命が何年と決めるのも難しいのです。
それでは、レインウェアの防水性が悪くなる理由をいくつか挙げてみましょう。
防水性が悪くなる理由①破損
レインウェアに破損(破れや、穴)があると当然ながら水は侵入してきます。
レインウェアの損傷は使用中である限り、いつ起こってもおかしくはありません。
ジャケットが枝に引っかかって破れたとか、つまずいて転んでパンツに穴が開いたなど、理由は様々です。
このようなレインウェアの破損についてはメーカーによっては修理が可能なものもあります。
破損が小さい場合は自身で修理することもできます。
詳しくはこちら→ゴアテックスのレインウェアをテープで簡単に修理・補修する方法を解説
防水性が悪くなる理由②シームテープの剥がれ
シームテープとはレインウェアの縫製箇所(縫い目)から水が侵入しないようにするテープのことです。
シームテープは防水性が必要であるアイテム(レインウェア、テントなど)には使用されています。
このテープが剥がれると、縫い目から水が侵入してきます。
こちらに関しても、生地が使用上問題なければ、シームテープを張り替えることで、防水性は復帰します。
防水性が悪くなる理由②加水分解
加水分解とは、一般に、化合物が水と反応して起こす分解反応のことをいいます。
よくあるのが靴のソールがボロボロになるものも加水分解の一つです。
レインウェアでも加水分解は起こります。
ジャケットの裏地がベタベタになったり、ボロボロになっているのも加水分解の一つです。
レインウェアの素材に使われているポリウレタンが加水分解を起こしてしまうのです。
加水分解を起こしたレインウェアは修理はほぼ不可能です。
新しいものを購入するのをお勧めします。
レインウェアの洗濯方法
レインウェアは洗濯をすることで素材の劣化を遅らすことができます。
洗濯をして防水性が悪くなったりしないか心配される方もいると思いますが、洗濯をするダメージより、汚れてそのままにしておくダメージの方が大きいと考えてください。
ですので、レインウェアはしっかりと洗濯をして、いいコンディションを保ちましょう。
レインウェアを洗濯するときの注意点ですが、洗濯は中性洗剤で行います。
決して、柔軟剤や漂白剤が入ったもの、もしくは、粉洗剤で洗濯するのはやめましょう。
また、レインウェアは本来、水を保水しないので脱水の必要はありません。
軽く叩けば水は落ちます。
あとはしっかりと乾燥させましょう。
基本的にはレインウェアの洗濯表示に従って洗濯をして下さい。
こちらの記事では洗濯方法を紹介してます。
→ゴアテックスのレインウェアは洗濯は必要?防水性が悪くならないの?
レインウェアの保管方法
レインウェアを長期使用しない場合は、付属のスタッフバッグに入れての保管ではなく、通常の服のようにハンガーにかけ、風通しの良い場所で保管しましょう。
スタッフバッグに入れたレインウェアは小さく畳まれた状態ですので、素材の劣化も進みやすくなります。
特に注意が必要なのが、使用後(濡れたまま)スタッフバッグに入れっぱなしでそのまま、ということがないようにしましょう。
最後に
今回は登山の必需品であるレインウェアの寿命や洗濯方法、保管方法について解説しました。
レインウェアはメンテナンスを疎かにすると、寿命を短くすることになってしまいます。
レインウェアは登山にとって大切なアイテムですので、メンテナンスをしっかりとして良いコンディションを保ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
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