こんにちは!キーボーです。
登山用品で欠かすことのできないレインウェア。
レインウェアの用途の違いはあまりないのですが、その価格には結構な違いがあります。
こちらの記事では、レインウェアの価格の違いや機能の違い、選び方のポイントを解説します。
レインウエアの主な役割
レインウェアといえば、いわゆるカッパですので雨具として使うのが一般的ですが、
登山などのアウトドアシーンで使うレインウェアは雨具としてだけではなく、
風除け(ウインドブレーカー)や防寒としても使います。
登山する日が、天候も安定して晴れで、低山の日帰り登山なら、
ウインドブレーカー(非防水)で、良いかもしれませんが、
山の天候は予想できないところもあります。
山頂付近だけガスがあり、濃い霧の状態になると、
着てる衣類は濡れてしまいます。
これが長時間続くと、ウインドブレーカーでは、水が染み込んでくる可能性があります。
ウインドブレーカーは軽量性、コンパクト性に優れ、携行に便利です。
現在のレインウェアはウインドブレーカー並みの軽量のもあり、
軽量性やコンパクト性重視の方は、そういったものを探されると良いですね。
レインウエアの機能や価格の違いについて
レインウェア(カッパ)と一言で言っても価格は様々です。
100円均一のお店で扱っているカッパもあります。
では、100円均一で扱っているようなカッパは登山装備として言えるのかというと、
それは使わない方がいいでしょうね。
一時的なものとして使うのならば、問題はないと思いますが・・・
登山装備としてのレインウェアの主な機能(性能)として、
防水性・・・水と通さない機能
透湿性・・・水蒸気を逃がす機能
防風性・・・風を通さない機能
があります。
100円均一で扱っているようなカッパには、防水性があっても、透湿性と防風性がありません。
多少の風除けにはなると思いますが、透湿性は全くありません。
また、使用環境によっては、防水性も足らない場面があるでしょう。
登山用品のレインウェアにおいても価格に差があります。
これは防水性の強さや透湿性の良さで、違いが出てきます。
それではレインウェアの代名詞であるゴアテックスとそれ以外の素材の機能性の違いを表にしました。
| 耐水圧 | 透湿性 | 防風性 | |
| 一般的なゴアテックスレインウェア | 50,000mm | 35,000g/m²・24hrs | 徒歩での使用なら十分な強さ |
| 一般的なレインウェア | 20,000mm | 8,000g/m²・24hrs | 徒歩での使用なら十分な強さ |
耐水圧の一般的な目安
嵐・・・20,000mm
大雨・・・10,000mm
中雨・・・2,000mm
小雨・・・300mm
濡れた場所に座った時の圧力・・・約2,000mm
濡れた場所へ膝まずいている時の圧力・・・約11,000mm
透湿性の一般的な目安
軽い運動で1時間あたり・・・約500g
ランニング等の激しい運動で1時間あたり・・・約1,000g
登山においては耐水性は20,000mm以上が必要と言われています。
耐水圧や透湿性の目安を見ると、いかに登山用のレインウェアは優れているのかがわかります。
特にゴアテックスレインウェアは耐水圧、透湿性においてズバ抜けた数値を出しています。
この辺りの安心感や快適性が価格につながっているのではないかなと思います。
さらに、ウェア自体の作りや重量なども、価格が左右されるポイントでもあります。
ゴアテックス自体もシェルの違いによって価格が変わります。
また、メーカーによっても価格は違いますね。
特に海外の有名アウトドアメーカーなどは比較的高価なような気がします。
同じゴアテックスレインウェアであっても、
日本のアウトドアメーカーであるモンベルなら、ジャケットで20,000円前後、パンツは10,000円程度。
海外のアウトドアメーカーのノースフェイスやアークテリクス、マムートなどはジャケットだけで40,000円以上は珍しくありません。
最後に
今回は、登山用品のレインウェアの機能について解説しました。
急な気候の変化にも対応できるレインウェアは、登山において必需品です。
快適に登山を楽しむには使用環境に対応したレインウェアを選びましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。


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