こんにちは!キーボーです。
様々なアウトドアシーンでの嫌われ者が蚊や蜂、ムカデなどのいわゆる刺す虫たち。
刺されると痒みや痛みが生じてとても不快です。
そんな危険昆虫の中でも群を抜いて危険な昆虫が神戸市で見つかったのです。
その名もヒアリ(火蟻)。
今回はヒアリの特性や刺された時の対処法などをご紹介します。
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ヒアリとは?
出典:環境省HP
もともとアリは人間の生活に於いて身近な昆虫です。
特にズバ抜けて危険な印象はありません。
でもこれは日本のアリの話。
実は世界には恐ろしい猛毒アリがいるのです。
その名もヒアリ(火蟻)。
名前の由来はFire Ants(ファイヤーアント)から来ているそうです。
名前からしてインパクトがあります。
出典:神戸市HP
ヒアリは南米原産の毒アリで、今、世界中に拡大中なのです(ただし、日本では未確認でした)。
元々エサがないと越冬はできないのですが、卵は毎日生みます。
女王アリは1日1600個の卵を産んで、およそ7年は生きるそうです。
えげつない数になります・・
実は、世界でこの100種類の生き物だけは絶対に自分の国に入れてはいけないというリストというものがあって、
そのトップがヒアリだというのです。
昆虫学者からいうと、今回のヒアリ発見はゴジラが上陸したぐらいのレベルだそうです(怖)
このヒアリが上陸すると何が厄介なのか・・
ヒアリは攻撃性が強く、人を刺すだけではなく、家畜なども襲います。
在来の昆虫や生き物もヒアリがいると絶滅の危険があります。
電源ケーブルを噛んで停電させることも・・
恐ろしすぎる・・
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なぜ神戸に発生?
環境省の発表によると、
5月20日、神戸市ポートアイランドに中国からコンテナが届き、コンテナヤードに5日間保管。
5月26日、当該コンテナの移動先である尼崎市で当該コンテナを開けるとヒアリが発見。
6月16日、当該コンテナが保管されていた神戸市ポートアイランドのコンテナヤードで舗装面の亀裂部よりヒアリを発見。
写真:ポートアイランドでのヒアリ発見現場
出典:環境省HP
図:ヒアリが確認された場所
出典:環境省HP
時系列では、5月20日に届いたコンテナが神戸で5日間保管され、移動先の尼崎でヒアリが発見されています。
そして調査した結果、6月16日に神戸でヒアリが発見されたわけですが、当該コンテナにいたヒアリかどうかはわかりません。
別のコンテナにヒアリがいた可能性もありますし、実は以前からいたかもしれません。
刺されるとどうなる?
お尻の毒針に刺されると、火傷のような激しい痛みを生じます。
また、かゆみ、発熱、動悸などが症状としてでます。
そして怖いのが、過剰なアレルギー反応(アナフィラキシー・ショック)が起こり、最悪の場合、死に至るといいます。
北米大陸では年間80人ほどが死亡しているといわれています(怖)。
対処法は?
もしヒアリを見つけたら強い毒性を持つため、絶対に素手で触ってはいけません!
個体は、市販のアリ用殺虫剤は効くそうです。
ただ、虫除けスプレーはかなりスプレーをしないとあまり効果がないとか。
もし刺されたら、20〜30分程度は安静にして、体調に変化がないか注意して様子をみてください。
容態が急変した時は救急車を要請するなど、すぐに医療機関を受診してください。
詳しくは神戸市HPをご確認ください。
最後に
これからの時期はアウトドアシーンで遊ぶ方も多いと思います。
特に小さいお子様は生き物が好きですからすぐに触ってしまうので心配ですね。
自然環境では様々な生き物がいますが、このヒアリは元来、日本には生息してなかった生き物です。
大発生すると元々いた生き物の生態系を壊す恐れもあります。
現在、他の場所に置いてヒアリの個体は確認されていませんが、環境省と神戸市が今後も引き続きヒアリの徹底調査をしていくそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
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