こんにちは。キーボーです。
冬山登山の必需品となるのはアイゼンです。
でも・・
歯の数やワンタッチにセミワンタッチ?
軽アイゼンじゃダメなの?
どれを選んだらいいのかわからないですよね。
今回はコストパフォーマンスに優れたカジタックスのアイゼンを用途別の解説したいと思います。
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目次
カジタックスの歴史
1965年、愛知県春日井市に「梶田製作所」として創業。
名古屋の登山用品店の製造部門でアイゼンを製造していた梶田民雄氏が、店の閉鎖に伴い事業を継続したのが始まりでした。
当時製造していた「タニアイゼン」(1961年発売)は全国展開され、1970年代にかけて生産が間に合わないほどのベストセラーに。以後も、世界の常識を覆すような画期的なアイゼン、ピッケル、アイスバイルなどを次々と世に送り出しました。
梶田氏のクライマーとしての経験と知恵を活かしたモノ作りは、多くの登山家から信頼を集め、高価な外国製品が大部分を占めたアルパイン・クライミングギアの市場で、国内メーカーとして不動の地位を築きました。1961年 前身となる登山用品店・製造部門のアイゼン製造工場スタート。「タニアイゼン」と命名
1965年「梶田製作所」創業
1975年 世界初、肉薄鋼板を独自のL字構造で補強した軽量アイゼンを発売。
1977年「カジタ」ブランドのアイゼン、システムピッケル(世界初)を発売。
1978年 世界初、「丸鋼鍛造製法」に代わる「鋼板打ち抜き製法」の軽量ピッケル発売。「タニアイゼン」廃盤。
1984年 世界初、セミチューブピックのアイスバイルを発売、トップクライマーたちから絶賛される。
1994年 「カジタックス」と社名変更。
2010年 高齢と後継者不在のため廃業。
2011年 モンベルが事業継承。「モンベル・カジタックス」のブランドでアイゼン・シリーズ発売
出典:モンベルHP
カジタックスのラインナップ
LXF-12 アイゼン
冬季縦走やアルパインクライミングに幅広く使用出来る12本爪のワンタッチ式のアイゼンです。
登山靴のつま先とかかとの部分にコバが装備されていなければ装着できません。
かかとの部分にあるバインディングでスピーディーな装着が可能です。
抜群の装着感と安定感があります。
LXB-12 アイゼン
冬季縦走やアルパインクライミングに幅広く使用出来る12本爪のセミワンタッチ式のアイゼンです。
登山靴のかかとの部分にコバが装備されていなければ装備できません。
かかとの部分にあるバインディングでスピーディーな装着が可能です。
抜群の装着感と安定感があります。
【装着例】
FITWELLの冬用アルパインブーツに装着しました。
靴とアイゼンに隙間がなく装着できています。
LXT-12 アイゼン
冬季縦走やアルパインクライミングに幅広く使用出来る12本爪のアイゼンです。
コバを装備しない登山靴に装着できますが、ソール(シャンク)が柔らかい靴には装着できません。アイゼンが外れたり、アイゼンが破断する恐れがあります。
LXT-C10 アイゼン
冬季縦走に最適な10本爪アイゼンです。
サイズの小さい登山靴に対応しています(小さい靴に12本爪を装着すると爪と爪の間が狭くなる)。
コバを装備しない登山靴に装着できますが、ソール(シャンク)が柔らかい靴には装着できません。アイゼンが外れたり、アイゼンが破断する恐れがあります。
LXT-8 アイゼン
積雪期のトレッキングから冬季縦走まで対応する8本爪アイゼンです。
ジョイントバーの根元部分が可動するのでソールの柔らかい登山靴にも装着できます。
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アイゼンと軽アイゼンの違いは?
アイゼンと軽アイゼンの違いってわかるようでわからないですよね(笑)
大きな違いは前爪があるかどうかだと考えます。
アイゼンは、傾斜が急で前爪と突き刺しながら登ったり、場合によっては氷が付着する岩場をアイゼンの爪をかけて登ります。
爪の数も10、12本と数が多いのも特徴です。
爪が鋭く、パンツの裾に引っかかると破れてしまうことがあるので、スパッツを装着した方がいいでしょうね。
装着できる登山靴も限られていて、靴底の柔らかい靴には装着できません。
主に、厳冬期の登山やアイスクライミングなどで使用します。
軽アイゼンは登山道に起伏が少なく、積雪量も少ない場面などで使用します。
ただし、積雪の状況によっては軽アイゼンで対応できない場合があるので注意が必要です。
あくまでも保険的要素があるのが軽アイゼンです。
爪の数は6本前後で、アイゼンのように前爪は飛び出ていません。
装着できる登山靴も選びません。
冬の日帰り登山にリュックに入れておくと安心です。
カジタックスの口コミや評価は?
何と言ってもカジタックスの嬉しいところはコストパフォーマンスに優れているところではないでしょうか。
他のメーカーなら2万円以上はするところ、カジタックスは1万円台で購入できます。
懐に優しいメーカーです(笑)
そして軽量で、非常に高い剛性を持つ構造になっています。
日本製で取り扱いもアウトドアメーカーのモンベルが扱っているため、修理や部品取り寄せなどの対応が早いです。
最近主流になっている、歩きやすさを重視した少しつま先が上がった登山靴にフィットします。
アイゼンのサイズや幅にもバリエーションがあるので実際に登山靴をお店に持っていってフィッティングすることをお勧めします。
最後に
アイゼンは、爪一本に全体重をかけて登るような場合もあります。
それだけしっかり装着できてないと命に関わります。
装着には登山靴とアイゼンとの相性もあるので購入の際はしっかりとフィッティングしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
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コメント
ベルトの留め具がが岩などでに触れると、開いてしまいはずれやすくなります。岩場やいわゆる岩陵帯での使用はやめた方がよいでじょう。連休の甲斐駒ヶ岳の上部破線ルートでは、何回も弛み、気づいたらハズレて怖い思いをしました。12本アイゼンであっても、森林限界まででの使用が無難でじょう。
体験を伴う貴重なコメントありがとうございます。ベルトの留め具が締めやすい反面、簡単に緩んでしまうんてますね。外れてしまうと命に関わる事態にもなり兼ねないので使用する場合は注意が必要ですね。