登山をサポートするアイテムとして使われるのがトレッキングポールですが、種類や材質がいろいろあってどれを選んだらいいか悩みますね。
今回は、トレッキングポールの種類や使い方のポイントを解説します♪
トレッキングポールの種類について
トレッキングポールはグリップ(持ち手)の形状によって使い方やサポートの意味合いが変わってきます。
グリップは大きく分けて2種類あります。
グリップがTの形をしているTグリップとIの形をしているIグリップがあります。
Tグリップ
Tグリップは主に1本持ちで使用します。
低山や高低差の少ない場面で使用します。グリップを上から持つので手のひらに体重を掛けやすく、膝への負担が軽減されます。膝に不安を感じる方が使用するといいでしょう。ただし、膝の負担が軽減する分、腕に負担が行きます。
ポールの長さは腰より少し下(ポールを地面に着いた状態で肘が少し曲がる程度)で調整します。
Iグリップ
Iグリップは1本でも使用出来ますが2本を両手持ちで使用します(スキーのイメージ)。
長距離のトレッキングや重装備のテント泊などで使用します。起伏が激しいコースや重装備によりバランスを崩しやすい場面でのサポート効果が期待できます。
ポールの長さは肘が90°Cぐらい曲がるように調整します。上りは短め、下りは長めで調整します。
トレッキングポールの材質について
材質は主に2種類あります。カーボンとアルミです。
カーボンは軽量で適度なしなりがあるため地面を付いた時の衝撃を和らげてきれます。ただし高価です。
アルミもカーボンには劣りますが軽量なモデルが多くあります。剛性感があり安心して付く事ができます。カーボンに比べて安価です。
トレッキングポールの使用上の注意
ポールの使用上の注意ですが、後ろを歩かれる方に十分注意しましょう。
特に富士山は時間帯によっては登山者の渋滞があります。ポールの先が後ろの方に当たる可能性がありますので注意が必要です。
ポールを使用しない時はリュックに収納しましょう。理想はリュックの中に入れた方がいいのですが、無理な場合はサイドのポケットを利用し、ストラップでしっかり固定しましょう。
使用後は綺麗な布で拭いて保管します。汚れたままだと固着の原因になります。
ポールの先についているプロテクターですが基本は付けて使用します。一昔前は外して使用する傾向がありましたが、昨今、環境問題に配慮して(木の根やコケなどを傷付けないように)付けて使用するのが主流です。ただし、外れて落としたりしないように注意しましょう。ゴミの問題になりますからね。
最後に
実のところ、私はトレッキングポールをあまり使用しません。
持っているのですが、登山のため持参しても使用しない事が多いのです。結局荷物になっているだけなのです。
登山において、ポールが必要か必要でないかは個人差があります。
ただ使用するメリットは多いので、用途に合わせたポールを選びましょう。
それでは、また、お会いしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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